仙台にお住いのS様より走行距離13万㌔のヴェルファイアのCVTフルード交換についてお問合せいただきました。地元の車やさんでは数件から断られてしまったそうです。
当店ではCVTフルードの交換目安は2年又は2万㌔~4万㌔になっております。
もしも距離を走っているお車の場合には交換可能かどうかを点検するために前もってご来店いただいてからお見積りをさせていただいております。
なぜならオイルの汚れがひどい場合はオイルストレーナーの交換や付属部品の清掃が追加になったり交換するCVTフルードの量が通常よりも増えるからです。
S様に諸事情をご説明し先ずは点検のためご来店いただきました。
点検の結果、オイルがかなり汚れているとの判定でした。
また、お車をリフトアップして点検したところフロントのデフオイルのにじみが見つかりました。
たぶんゴムパッキンの経年劣化ではないかと思われます。こちらに関しては後日CVTフルード交換する際に追加でデフオイル交換も行い、お客様持ち込みの漏れ止め剤を混ぜて様子をみていただくことにしました。
後日、S様にご了承いただきましたので代車をご用意して作業させていただきました。
S様が当日納車をご希望でしたので朝9時にご入庫いただき15時半頃に納車いたしました。
オイルパンを外し、その内部にあるオイルストレーナー(オイルフィルタ)をみてみると、共に大量の鉄粉が付着しておりました。
過走行のお車は鉄粉(金属パーツが摩耗したもの)がたくさん溜まりフルードに入ることによりオイルストレーナーが目詰まりして加速が悪くなることがあります。
オイルストレーナーを新品に交換し汚れた部品をパーツクリーナーでひとつずつ清掃しオイルパンを元通り取り付けたらオイルチェンジャー(循環式)でCVTフルード交換開始です。
当社のCVTF交換は循環式で古いオイルを抜きながら新しいオイルを入れていく方法です。わかりやすく言うと薄めていくというイメージです。
そのため過走行のお車でオイルが汚れておりますと、その分オイルの量が多くなります。
①下のドレンプラグからオイルを排出⇒②同量の新油を入れる⇒③エンジンをかけオイルチェンジァ―で循環させる⇒④試運転(タイヤを回転させ循環を良くする)
①から④の作業を繰り返し、排出したフルードが新油の色に近くなるまで続けます。
汚れがひどい場合はこの作業時間を要します。
オイルがキレイになったら油面調整をします。オイルパンの中にあるオーバーフローチューブはフルードの量を調整するものです。フルード量が規定量を超えるとオーバーフローチューブからフルードが流れ出ます。ですから、多めにフルードを入れるとフルード量を調整することができます。
最後に試運転をして問題がなければ完了です。
遠方からお越しいただき、長時間お待たせいたしましたが無事に作業完了して安心いたしました。
のちほど、S様からお礼のお電話をいただき「アクセルを少し踏んだだけで加速するようになり、変速時のショックもなくなり、調子がすごく良くなった」と仰って乗り心地の違いに驚かれているご様子でした。
私共もお役に立てて大変うれしく思います。
CVTフルード交換の工賃は、そのお車の状態により変わりますので、まずはご来店いただき、点検後にお見積りをさせていただいております。
当社のお客様は加美郡にお住いの方だけではなく大崎市鳴子町、大崎市岩出山、大崎市三本木、大崎市古川、栗原市、富谷市、仙台市、黒川郡からも来ていただいております。
お客様のご都合によっては引取納車サービスもさせていただいております。まずはご相談ください。
お電話でのお問合せは
0229-63-5530
で受け付けております。
※必ず「ホームページを見た」とお伝えください。